開発できるシステムはどんなの?
Javaで作れるシステムとは
Javaはいろいろな分野のシステム開発でよく使われているプログラミング言語です。実際に求人をのぞいてプログラマーの仕事をちょっと探せば、Javaの求人がわんさか出て来るはずです。では、Javaを使ってどんなことができるでしょうか。
Webアプリ開発
Javaをよく使う開発プロジェクトといえば、まずはWebアプリ開発です。Webアプリは、インターネットを開けば目に入るものすべてと考えてOK。インターネットを使う人なら毎日のようにお世話になっているものです。スマートフォンやタブレット、PCなど、世の中にインターネットが使える端末が溢れかえっている現状を見れば、Webアプリ開発の分野が忙しそうだということは簡単に想像できますよね。
Javaって個人のクセが残りにくい言語なので、誰かが前にJavaで作ったプログラムを次のプログラマーが見てもわかりやすいんです。独立したモノとモノの組み合わせは、手分けしてプログラムを組むというやり方との相性も抜群です。
Androidアプリ開発
今や生活必需品のスマートフォン。日本ではiPhoneとAndroidが人気を二分している状況です。AndroidアプリのほとんどはJavaで作られたもので、iPhoneはSwiftやObjective-Cが使われます。スマートフォンも出始めのころはPCとは仕様が違って不便に感じる部分が多かったのですが、今はスマートフォン対応が進んでいるのでPCいらずの人も増えましたよね。それもこれも誰かがどこかでJavaを使ってAndroidアプリを開発しているからです。Webアプリ開発と似ているようで決定的に違うのが画面の作り方。WebアプリはHTMLが基盤にあるのですが、AndroidはほとんどJavaです。
業務系アプリ開発
企業や学校などで使われる独自のアプリもJavaで開発できます。オーダーメイドのシステム開発は要望もさまざまですが、業務システムには多くの共通点があるので、おおまかな枠組みができているソフトウェアをカスタムして販売するなど、半分オーダーメイドのやり方を採用する場合もあります。
業務系アプリ開発の場合、よくあるアプリの型をただ当てはめるのではなく、発注元の業務内容についての理解も必要です。使う人のかゆいところに手がとどくシステムを作るためには、ただJavaの知識があるだけでは足りないのかもしれません。プログラマーに求められていることが何なのか、聞いた話から完成形をイメージする力も試されます。