実務経験以外の準備もしっかりと
お金の準備
フリーランスになると、資金の調達や経理関係などお金のやりくりをすべて自分で行う必要性が出てきますよね。事業を開始すると業務と並行しなければならなくなるため、お金に関する準備は徹底して済ませておくことが大切です。例えば、仕事用の口座を作ったり、クレジットカードなど審査が必要なものの申し込みを済ませたりすることは、フリーランスとして出だしからつまづかないために必須といえる準備です。特に審査が必要なものは、フリーランスを始めるにあたって欠かせない準備です。
フリーランスは頑張り次第でいくらでも高報酬が期待できる魅力的な働き方である一方、毎月の収入が約束されているわけではないため、フリーランスになって間もない頃はよりその特徴が顕著になります。毎月の収入が安定しているかどうかは、審査基準に盛り込まれている条件のひとつです。これらのお金関連をフリーランスになってから賄おうと思っても、スムーズにいかないことが多いでしょう。仕事に影響することも考えられるので、準備を万端にしてからフリーランスとして駆け出すと安心です。
備品の準備
備品の準備も、フリーランスが軌道に乗るために重要な意味を持ちます。ここでいう準備とは、名刺、屋号の入った印鑑、封筒や切手、仕事用のメールアドレスなどの各種です。ざっと挙げるだけでもかなりの数があると思います。見積書や納品書などの書類関係は、予めテンプレートを作成しておくと便利ですよ。こうした備品は、フリーランスとして事業を開始してすぐに必要になることもあります。準備不足は、大きな仕事を逃す原因にもなりかねません。いざというときに慌てずに済むように、備品関連も抜かりなく準備をしておきましょう。
仕事場の準備
フリーランスは好きな場所で仕事をできるのがメリットですが、ある程度の場所は決めておくことをオススメします。セキュリティ関連はもちろん、重要な請求や見積などの書類が間違いなく届くように、仕事場の住所を固定しておいた方がよいためです。また、名刺にしっかりと仕事場の住所を記載しているのとそうでないのとでは、クライアントからの信用度にも関係してきます。基本的にどこに仕事場の拠点を置いているのか、クライアントにも分かりやすい形で知らせておくと安心してもらえます。
もしも自宅の一角を事務所として使う場合は、オン・オフを切り替えられるように環境を整えることが大切です。仕事関連以外の私物は置かない、部屋をしっかり区別するなど工夫を凝らすことがポイントです。
常にパフォーマンスを発揮するためには、通信環境を整えることも重要です。自宅はもちろん、事務所を契約する場合やコワーキングスペースで仕事をする場合も同様です。実務経験を積んでいるなかで、仕事場については候補を挙げておくとスムーズでしょう。